布団からベッドに変えようか?それとも逆にベッドから布団に変えようか?
現在一人暮らし中で、このどちらかで迷っている人は多いと思います。そしておそらくあなたもその一人だと思われます。
今回はこの寝具について、それぞれのメリットデメリットを簡単に紹介するのでお役に立てると嬉しいです。
また、一応最初にその寝具自体の意味や種類などもザックリ説明しています。
あとちなみに、一応最後のほうは「マットレス(のみで寝る)」についても語っています。
ベッドで寝るメリットデメリット
ベッドの種類は実に豊富です。
一般的な「木製の大きなベッド」や「パイプベッド」、「折りたたみベッド」や「収納付きのベッド」もあります。
ただ狭い一人暮らしの部屋に大きなベッドが場所を占めてしまえば、他の家具が置けなくなったり生活スペースが狭くなってしまいます。
「折りたたみベッド」や「ソファベッド」は、スペースが広く使えるので一人暮らしの人にも人気です。
または2階部分がベッドで下が有効活用できる「ロフトベッド」も、限られたスペースが有効活用できるのでおすすめと言えるかもしれませんね。
ベッドで寝るメリット
・布団の上げ下ろしをしなくてよい
忙しい朝や疲れて帰宅した夜でも、ベッドならこのわずらわしさがありません。
朝起きて、かけ布団や枕を整えるだけでオッケーです。
・アレルギーがある人もベッドの方が安心かも
布団の上げ下ろしをするたびに、目には見えないホコリやダニなどのハウスダストが舞い上がっていますし、床に直に引く布団は床のホコリを吸いやすいです。
しかし、ベッドならその心配が少ないです。
・床からの冷えを感じにくい
ベッドは床からある程度高さがありますからね。
特に冬場は床に冷気が溜まるので、直に敷く布団だとその影響を大きく受けてしまいます。
・寝心地が良い
ベッドのマットレスは身体の重みを分散して快適な寝心地を実現してくれる構造になったものが多いです。
敷き布団だとどうしてもすぐにペタンとなってしまいますが、クッション性の高いベッドなら寝返りも打ちやすく腰への負担も軽くなります。
・起き上がりやすい
高さがあるので起き上がりやすく、腰痛がある人は特にベッドの方がおすすめです。
・収納スペースが少ない場合はベッドのほうがいいかも
布団を入れるだけの十分な収納スペースなどは気にしなくていいですね。
また、ベッド下に物が収納できるタイプなら、置くスペース自体も有効活用できます。
ベッドで寝るデメリット
・部屋が狭くなってしまう
予算が限られる一人暮らしは、特に部屋の広さよりも立地条件や家賃を優先して選ぶ人がほとんど。
なので狭いスペースにベッドがあれば、さらに部屋が狭くなってしまいます。
折りたたみベッドやソファベッドなら、ある程度は広さの問題は解決できるでしょう。
・布団セット一式を買うよりも値段は高いことが多い
ベッドにプラス、かけ布団やシーツ、枕も必要なので費用面での負担が大きくなります。
・掃除がしにくくなる
ベッドがあればスイスイと掃除機がかけづらくなり、ベッド下にはどうしてもホコリが溜まりやすくなります。
・引っ越しをするときに荷物が増える
ベッド分だけ荷物が増えるので、引っ越し費用もそれだけ高くなるでしょう。
引っ越しが多い人はベッドがない方が良いかも知れません。
布団で寝るメリットデメリット
こちらも布団と一口に言っても様々な種類があります。
「かけ布団」に「敷き布団」、「羽毛布団」や「肌掛け布団」、そして「毛布」や「タオルケット」などなど。
また、「かけ布団」と「敷き布団」にはそれぞれカバーが必要ですし、「敷きパッド」や「枕」、「枕カバー」なども必要。
寒い冬は「毛布」や「羽毛布団」をかけたり夏には「タオルケット」だけで寝たりと、布団の種類が多ければそれだけ季節ごとに調整できます。
ただ収納スペースも少ない一人暮らしのお部屋であれば、まずは最低限必要な布団を揃えればオッケーでしょう。
布団で寝るメリット
・部屋が広く使える
朝起きて押し入れに布団を片付ければ、それだけ部屋にゆとりが出てきます。
特に一人暮らしなら広い物件を選ぶ人は少ないでしょから、大きなメリットですね。
ただ僕は押し入れなどには入れず、敷布団ごと半分ペタッと折る感じだけですけどね。
湿気的に良くないんでしょうか…?汗
・生活にメリハリをつけることができるかも
布団の上げ下ろしをすることで寝るときは寝るなど、生活のリズムを切り替えるスイッチになるでしょう。
僕は正直、上記で書いたように布団をきれいに畳んで片付けるってことはしていませんが…。
・干しやすい
布団なら晴れた日には干して清潔に保てることもメリットでしょう。
・値段が安いケースが多い
最低限必要な寝具が一式揃った「お手頃価格の布団セット」もあり、1万円以下で購入できたりもします。
かけ布団に敷き布団と枕、それぞれのカバーがついた6点セットがあるので、一人暮らしならとりあえずは困りません。
・模様替えがしやすい
ベッドだと置き場所を変えるのはなかなか難しいですが、布団なら敷く場所さえ確保できればオッケーです。
家具の置き場所を変えて模様替えしたいときも布団ならすぐにできますね。

布団で寝るデメリット
・布団の上げ下ろしの手間がかかる
メリットとしても挙げましたが、疲れて帰ってきた日の夜とかは辛いかも…。
・冬は寒い
暖かい空気は上の方に溜まり冷たい空気は下の方に流れるので、床に直に敷く布団だと寒さを感じやすいです。
底冷えのする冬は特に床からの冷気を感じやすいので、寒さに弱い人はなかなか寝付けないということになるかも知れません。
・ベッドよりも寝心地が劣るケースが多い
ベッドのマットレスと比べると敷き布団はへたりやすい(ぺったんこになる)です。
毎日寝ているうちにどんどんクッション性や厚みが減っていくので、身体が痛くなりやすいかも。
・特に梅雨の時期にはカビやすくなる
日本は高温多湿の気候ですからね。
湿度の高い梅雨や雨の日に布団を敷きっぱなしにしておけば、すぐにポツポツとした黒いカビが生えてしまうでしょう。
そうなると、どんなに洗っても落とすのは難しいです。
マットレスのみで寝るメリットデメリット
マットレスは基本的にマットレスのみで使うのではなくて、ベッドの上に敷いて使ったり、敷き布団の下に敷いて(セットで)使うのが一般的です。(本来の使い方です)
しかし、荷物を増やしたくない一人暮らしの人は敷き布団の代わりとして、マットレス1枚で寝る人も多くなっています。
つまり、畳みやフローリングの上にマットレスだけを敷いて寝る感じですね。
実際僕も一人暮らしでその経験があります。(現在は普通の布団で寝ています)
※ちなみにマットレスと一口に言っても、低反発や高反発、「ポケットコイル」や「ボンネルコイル」など、いろんな種類があります。
今回はそのあたりについては特に詳しく触れていませんので、実際にマットレスを購入する際はそういった部分も確認しましょう。
マットレスのみで寝るメリット
・収納スペースを取らない
フローリングの上にマットレス1枚だけを使用すれば、それだけ寝具の数が減ります。
少しでも荷物を減らし収納スペースを節約したい一人暮らしの人にとって大きなメリットでしょう。
・敷き布団よりも寝やすい可能性が高い
しっかりと厚みがあり弾力性の高いマットレスなら敷き布団よりも寝心地が良く、適度な硬さで肩や腰への負担も軽くできるでしょう。
・最近では商品の種類も増えてきた
折りたたんでソファとしても使えるマットレスや、6つ折りマットレスで収納に便利など、選択肢が多いのもメリット。
イメージとは少し違うかもしれませんが、一応ベッドのような足つきマットレスという商品なんかもありますね。
マットレスのみで寝るデメリット
・腰や肩が痛くなるかも
種類によっては身体が沈み込み過ぎて、腰や肩を痛めてしまう人もいるでしょう。
・すぐにへたりやすい場合も
あまりにも薄くて安いマットレスだとすぐにペタンとなってしまうでしょう。
・スペースを取ってしまう
厚みのある「ポケットコイルマットレス」や「ボンコイルマットレス」は耐久性もあり寝心地も良いですが、折りたためないものがほとんどで、重さもかなりあります。
・湿気がこもりやすい
晴れた日にはこまめに干さないとカビやすいので注意が必要。
といっても簡単には干せないと思うので窓を開けた状態で壁などにマットレスごと立てかけるって方法が一般的ではないでしょうか。僕もそうしていました。
重くて無理な場合はなんとかして、風が通るようにマットレスの下を少しでも浮かせるといいでしょう。
マットレスのみで寝るのは個人的にはアリだと思う
実際僕も2年間はそれで生活してましたし、直接の敷布団よりは寝やすかった気がします。
ちなみにマットレスの上に敷布団は敷いていませんでした。
あと、僕のマットレスは実家でベッドとして使っていた「マットレス部分だけ」を一人暮らしのマンションに持って行った感じです。
けっこう分厚いやつです。
次に引っ越したマンションは部屋が狭かったので、持って行かなかったですね。
なのでまあ住む部屋がそれなりの広さで、上記のメリットを感じた人はマットレスのみでもアリなんじゃないでしょうか。
ただしっかり商品は選びましょう。
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